子供の頃、わたしは歌うことが大好きでした。思春期がきて自己意識が変化する前は、誰にでも、どこでも、耳も裂けるような大音量のメロディーで、自分でつくったセレナーデを歌っているのがとても幸せでした。ところが、思春期がやってくると、このすべてが変わったのです。他の人たちがどう思うのかを恐れ、わたしはわたし自身の声を、誰も聴くことのできない自分の深いところに強引に押しこみました。何年も後に人生の困難な状況がわたしの声を表面に呼び起こすまで、声はそこで埃を被ったままひっそり佇んでいたのです。

それからわたしは原因不明の病を患い、原因も治療法も不明なことに神経をすり減らし、心底疲れ切ってしまいました。身体が疲労感で衰弱して機能しなくなり、心は深い鬱へと陥っていったのです。この状態が三年間続き、もうどうしていいかわからないまま、友人から譲り受けたインドの伝統的なドローン楽器のタンブーラの演奏を弾き始めました。毎晩何時間も共鳴する弦をかき鳴らし、わたしはその音にすべてをゆだねました。それぞれの音が空間に鳴り響いてわたしを砕くと、突然わたしの悲しみが流れ始めたのです。それはまるで豊かな倍音がわたしの存在の奥深いところまで達し、これまでわたしが拒絶し抑圧してきたすべてを掘り起こしたかのようでした。長年にわたる自己への裏切り、悲しみ、恥辱がわたしのハートから溢れ出て、わたしはそれらの痛みを感じて手放すことしかできませんでした。すぐにわたしの涙は音楽へと変わり、子供の頃以来の自由奔放さでわたしは歌いました。自分の声を解放したことで、わたしは閉じ込めていた大量のエネルギーを解放したのでしたーーそして、わたしの原因不明の病は癒されていったのです。

わたしはインドで多くの時間を過ごし、様々な師に学んできたので、神への信愛の音楽と言われるキルタンには精通していましたが、それまで自分自身で探究していったことはありませんでした。音楽のバックグラウンドを持たずに歌を歌い、楽器を学ぶことそのものが恐ろしく思えましたが、わたしは中古のハーモニウムを購入し、独学で学び始めました。そして次第に、それらの音を出すわたしの試みは、音楽へと変容を遂げました。こうしてわたしのデビュー・アルバム、ソーマ・バンドゥ/月の友が生まれたのです。

ご理解しておいていただきたいことが一つあります。マントラが時に特定の神の姿や神の御名と結びつけられることがありますが、それらの恩恵を得るために、何かを信じることはありません。時に、様々な象徴やイメージが伴いますが、神の御名や姿は最終的にはわたしたちに内在するエネルギーのようなものです。不定形の抽象的なものに焦点を合わせるのは難しいので、神の姿はマントラに共鳴するわたしたちの集中と視覚化をサポートすることができるのです。しかし、マントラの聖なる音とのあなた自身の体験がもっとも重要です。また、必ずしもあなた自身でチャンティングしたり、歌う必要はありません。まずは、聖なる音がどのようにあなたに共鳴するのかを感じて、受け取ってみてください。ただオープンで、ハートの耳で聴いてみてください。


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♪ラム・セッションズ〜ラムに捧げるアルバム〜

ram sessions_4×

♪ソーマ・バンドゥ 月の友

some bandhu_4×

♪ホームワード/ホームに向かって

homeward


キャリーのシングル

キャリーのシングルはダウンロードのみです。ダウンロードされたい方はbuyをクリックして、購入サイトBandcampにお進みください。

♪Ra Ma Da Sa〜ラマダサ〜

RA MA DA SA

♪「Thy Will Be Done/御心のままに」聖フランシスコの平和の祈りとサンスクリット語のマントラが織りなす祈りのチャンティング

Thy Will Be Done/御心のままに

♪Ang Sang Wahe Guru 〜アン サン ワヘ グル〜

Ang Sang Guru

♪He Ma Devi Ma〜へ マ デヴィ マ〜

He Ma Devi Ma

独立したアーティストであるということは、素晴らしいことでもあり、同時に、大きなチャレンジでもあります。皆様の支えなしに、わたしはいずれのアルバム制作をも成し遂げることはできなかったでしょう。
わたしはレーベルやディストリビューターを持たない独立したアーティストであるため、新しいアルバムをリリースする時になると圧倒されることがあります。
なぜなら、自分をプロモーションすることは、なかなか自然に出来ないからです。
また、ニューアルバムの発売に向けたマーケティングよりも、音楽を生み出していくことにエネルギーを向けることにわたしは興味があるからです。
実社会では難しいチャレンジになることも十分あり得ますが、しかし、わたしは自分のエネルギーを音楽に集中させ、神秘的な導きを信頼することを選択しました。
この道を減速させ、別の職業を見つけることを検討したことが何度もありますが、そうしようとする度に、人生はわたしに新しい扉を開き、わたしをわたしのダルマ/義務へとよりいっそう向かわせます。
そして、わたしはこうしてわたしのハートの歌を歌い活動を続けています。わたしはこれからも人生に開かれることを信頼して活動を続けていくでしょう。
〜キャリーのフェイスブックより抜粋〜


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キャリー・グロッスマンCD

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アルバム・レビュー

「キルタンのファンたちは、サンスクリット語でチャンティングされた3曲が収められているキャリーのすばらしいEP/プラナムに夢中になるだろう。祈りがこめられたヴォーカルが、スチール・ギター、ナイロン・ギター、エレキ・ギター、ベル、フレーム・ドラム、チェロ、バンスリー・フルート、バスの魅惑的なサウンドと調和している。心を穏やかにさせ、うっとりと、そして、ゆったりとしたバイブレーションを引き起こすように制作されたすばらしいマントラの子守歌は、ヨガのプラクティスの始まりや終わりにぜひ聴いてほしい」
雑誌ヨガ・ベーシックス

「ラムのマントラを漂う音の航海のラム・セッションズは、世界を構成する要素を束ねた波であり、あたり一帯に漂う音の風景であり、そして、心をゆったりさせ、ハートをやわらげて開く、神聖なポップ・モチーフが立ち昇っている。わたしはこれほど濃厚で自分自身の鎧を外すのをスムースにうながすようにインスパイアする録音をこれまで聴いたことがなかった」
ロイド・バルデ・プロダクションズ

「最近、わたしのラジオ番組でラム・セッションズを取り上げるという幸運に見舞われた。神聖なチャンティングはわたしのお気に入りのジャンル。その中で、このアルバムはこれまで聴いた中で最高といえる一枚」
WPRIラジオ、ゲイリー・ゴールドバーグ

「ラム・セッションズは真の音の傑作」
グラミー賞受賞アーティスト兼プロデューサー、ポール・アヴジェリノス

「アルバム"月の友人"のすべての曲は、魂を惹きつけハートに心地よい音色。キャリー・グロッスマンが制作したものには真の魔法が。手品の巧妙なごまかしの寄せ集めではなく、神のインスピレーションである恩寵そのもの」
雑誌コモン・グラウンド・マガジン

「時には強烈な切望で、時には穏やかで荘厳なキャリーの歌声は、人としての旅のあらゆる側面を愛する人たちの切望と無防備さを表現している」
ピーター・ブリス、ニューヨーク・ソングライターズ・コレクティヴ

「神聖な歌を歌うシンガー、キャリー・グロッスマンは、伝統的なマントラに新たな息吹を与え、古代の賢者たちを現代に甦らせている」
雑誌ヨガ・インターナショナル

「待望のキャリー・グロッスマンのニュー・アルバム、ラム・セッションズは、彼女のスピリチュアルな旅における魂の地図。これらの歌は、ハートの瞑想であり、東洋という伝統と西洋というオリジナルの統合。わたしたちをわたしたちの無限性へと運ぶ恩寵の川のようだ」
雑誌ライト・オブ・コンシャスネス

「女神の癒しの声」
ジェフリー・アームストロング、ヴェーディック・アカデミー・オブ・アート&サイエンス